2023年9月13日
こんにちは。発達障害・不登校専門カウンセラーなかゆうこです。
「ちゃんと話を聞いてた??」
「しっかり聞きなさい!!」
よく使ってしまうフレーズですよね。
しかし、このフレーズは大きな落とし穴があります。
これだと、こどもは、「また怒られた、注意された」という思いだけが残ってしまい、
自信をなくし、人との関わりに臆病になります。
でも、こどもと丁寧なコミュニュケーションをとることを心掛けるだけで、
お子さんのコミュニュケーション能力も格段に上がります。
では、丁寧なコミュニュケーションとは具体的にはどういうものなのでしょうか?
親が「聞き上手」になれる!5つのポイント
スキル① 子どもの顔を見て話す
お子さんの目線まで落として目を合わせながら話しましょう。
スキル②いまやってることを一旦やめて、話を聞く
スマホを見ながら何となく話してしまう場面はないでしょうか?
全身をお子さんに向けて話しましょう。
スキル③うなずきながら聞く
大人でもうなずきながら話を聞いてもらえると、それだけで安心しますよね。
逆に、うなずきがないと話しているほうも緊張してしまうもの。
できるだけうなずきながら話を聞いてあげましょう。
スキル④こどもの話を遮らず最後まで聞く
思わず、「そういうことしちゃダメだよ!」と話の途中で感情的になってしまいがちですが、
ここはグッと我慢。
とりあえず最後まで話を聞きましょう。
親が見本を見せることで、こどもは体で覚えていく
こうした技法は、「ソーシャルスキル」と呼ばれます。
わかりやすく言うと、「人付き合いのコツ」です。
こどもはこのソーシャルスキルを初めから持っているわけではありません。
まして、発達障害をもつお子さんにとって、人とコミュニュケーションを取ること自体難しく、
お友達とどうかかわっていったらよいのか悩んでいます。
「この子は人の言っていることをよく聞かない。だから友達が出来ないんだ」
という視点ではなく、
「聞き方や伝え方を教えれば必ずコミュニュケーション力は上達する」
という視点に切り替えましょう。
まとめ
以上のように、親御様がしっかり聞く姿勢を子どもに丁寧に見せることで、
コミュニュケーション力はアップしていきます。
そして、「しっかり聞けた」ときには、大げさなくらいに褒めてください。
たとえば、
「ママの顔を見て聞いてくれたから、『あ、聞いているんだな』ってわかったよ!!」
という具合です。
具体的にほめることで、お子さんは自分の行動のどこが良かったのかがわかり、
「話の聞き方」に自信を持つことが出来ます。
忙しい日々の中で、なかなか時間が取れず難しい場面もあると思いますが、
親御様が心掛けるだけでも、必ず変化は起こるもの。
ぜひ試してみてください。
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